空白を簡易的に可視化するフォント

ダウンロードはサイドバーの「ぬかみそフォント」から。ぬかみそフォントは関係ないけど。

空白文字に記号を突っ込んだフォント5種類


いろは歌の途中に挟まってるゴチャゴチャは、すべて空白文字の類です。Unicodeには普段つかわない空白がいろいろとありますが、これらの空白にグリフを置いて、見えるようにしました。


  editor:
    fontFamily: "space_fontforge,'Noto Sans Mono CJK JP'"

Windows版のAtomだと、複数のフォントを個人設定で指定できます。空白文字のみ含まれたこのフォントを指定してから、ふだん使ってるフォントを指定すると、空白文字のみ可視化することができる。
やってることは簡単で、cssで英字フォントを指定してから日本語フォントを指定する、のと同じです。まず英数字フォントに含まれたアルファベット等が表示され、次に日本語が日本語フォントで表示されるのと同じ。

オープンソースフォントの空白文字にグリフを追加する、といった改変作業をしなくても、いろんなフォントと組み合わせて使うことができます。
また、改変ができないフォントでも、この方法でなら問題なく使えます。

FontForgeTTEdit

FontForge製フォントと、TTEdit製フォントがあります。

FontForgeのほうと異なり、TTEditのフォントは日本語の文字が空白で表示されます。日本語部分を消去して空白文字のみ点検するときなら、こっちのほうが便利かもしれない。Webブラウザで使えば、テキストデータに「 」が紛れ込んでいないか点検できます。

TTEditのはデフォルトで作られるフォントなので、インストールしただけで深刻なトラブルが起こることは無いと思います。
しかし私はFontForgeは不慣れで、正しいフォントファイルになっているか分かりませんコマンドラインからフォントを強引にアンインストールする、くらいのことは自分でできる、という人のみ使うようにしてください。なんなら自分で類似品を作るほうが簡単かもしれない。

TTEditフォントのグリフ未作成コードを削除する

ことはできないんですが、サポート外ならひとつ方法はあります。
opentype.jp
webフォント用にサブセット化するソフトを使って、可視化したい空白文字のみ抜き出します。だいたいFontForge製のフォントと似たようなものを作れます。OSにインストールしてちゃんと使えるかどうかは分かりませんけれど。
サブセットフォントメーカーは文字の指定にhtmlの数値参照が使えます。試すなら、下記を使ってください。