【開発者用】「カボチャ売り尽くし」フォント

2016-08-27
昨日のフォントの作り直し、仕切り直しです。今回はOpenTypeに加えてTrueTypeもあります。使用許諾契約書もいちおうつけときました。

開発者用です

フォントのアンインストールに不具合と疑われる現象があります。こちらで対応できる部分は対応しましたが、できることといえばフォント制作ソフトのデフォルトから、なるべく弄らないようにすること、くらいしかないのです。
今日のところはアンインストール可能でしたので、開発者用ということで公開しときます。
開発者でなくても使って全く構いませんが、昨日の記事に書いた手順でフォントの削除ができないのなら、インストールもやめたほうが無難です。Vista以降のWindowsだと同様な不具合が出る気がします。

現状確認されている不具合(Windows10)

TTF版とOTF版を一つずつインストールする分には普通にできますが、TTF版とOTF版を同時に選択して二つ同時にフォントフォルダにドラッグドロップすると、どちらか一つしかフォントフォルダに表示されませんでした。表示されている方のフォントを削除すると、見えなくなっていたフォントが表示されます。

概要


収録された全ての文字が、四角で表示されます。文字を納める四角、漢字やひらがななら正方形、英数字ならその半分の長方形、その全体を四角で囲みます。
余白はありません。文字と文字の間隔を0にすれば、長い長方形になるわけです。太いマーカーペンで線を引いたみたいに。
日常生活で使う大抵の日本語なら、このフォントで表示すれば、四角の連続になります。収録されていない文字については、アプリケーションやOSの扱いに依存します。代替フォントで表示されたり、空白になったり、です。


用途としては、工夫次第というか、よくわからない。使いみちを思いついた人が使ってみてください。

小説家になろう-ぬかみそフォント | Userstyles.org
先日はCSSを書くのに使ってました。小説投稿サイトに使うユーザCSSを書き、どうせ作ったのだからCSSを公開しちゃおうかな、と思い立ったんだけれど。スクリーンショットを普通に撮ると小説の転載になってしまう。ここで四角いフォントの出番。文字が読めない四角になれば、文章の著作権を気にせずスクリーンショットを使える。
CSSそのものを書くときにも、たまに使えるかもしれない。letter-spacingやline-height、colorあたりがはっきりと分かる。


上記のCSSのほうも、よかったら使ってみてください。最初は自分用の最小限のCSSだったのに、いつのまにかデカくなっちゃって。

フォント名に意味はない(余談)

フォント名はウケ狙いということでもなくて。最初は「まっくろくろくろ」にしてたのだけど、ジブリ的なものを連想するからだめだろうと。別の名前を考えたが、思いつかない。

さて、フォントのアンインストールのトラブルが起きて、この原因がはっきりしない。フォントのバージョン名を数字のみ、日付にしていたのがダメだった……のか? 何なのか、ともかくバージョン名を「Version 1.00」にすると直ったり、という謎現象が起きてしまってた。バージョン名が原因だとすれば、下手にフォント名を変えるのもトラブルの原因になりかねない。
そのときには既に、「カボチャ売り尽くし」なんていいう仮のフォント名でテストしていたわけで……フォント名を変えると、またテストのやり直しになっちゃうのです。よって、このまま行くことに決めた。

私が出すフォントの名前は、基本、問題が少なければ良いので。趣味としては、あんまり自分を立派に見せかけないようにしたい、くらい。
あまりフォントらしいフォント名をつけると、万一企業のフォントと勘違いされると面倒になる。アマチュアらしく、例えば「墨塗りフォント」なんて検討したけれど、戦争を連想するのは気分が良くない。じゃあ文字が収録されてない意味の「豆腐」を使うかというと、GoogleのNotoフォントと似てしまう。
「それらしい名前・ふさわしい名前」は、それなりの仕事をする人が使えばいいと思うので。私は意味が良くわからんネーミングのほうが性に合ってる。